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目次
宅配クリーニングのトラブルが急増
共働きの世帯が増えていることもあり、宅配クリーニングを利用する人が増えていますが、トラブルの事例も報告されています。
実際に独立行政法人国民生活センターでも、注意喚起がされており、クリーニング全体の相談件数は減少傾向であるにも関わらず、宅配クリーニングの相談件数は増加を続けていることが指摘されています。
宅配クリーニングは便利な反面、通常のクリーニングよりもトラブルが発生しやすく、トラブルが発生する原因として、消費者と事業者が直接対面しない形態であることが挙げられます。
宅配クリーニングのトラブル事例
衣服をなくされた
店舗型の場合は、対面で洗濯物の受け渡しが行われるため、事業者が衣服を紛失するというトラブルはあまり発生しませんが、宅配クリーニングは事業者の確認体制の不備が原因で、衣服を紛失することがあります。
汚れが落ちていない
汗の酸化による黄ばみ汚れや、血液の付着による汚れなどは、シミ抜きをしても汚れが完全に落ちない場合があります。
店舗型の場合は、受付の段階で店員が汚れが完全に落ちないことがあると説明してくれますが、宅配クリーニングだと事前の説明が不十分で、汚れが落ちていない状態で戻ってくると、トラブルになってしまいます。
ワンピースをドレス扱いにされ、高額な料金を請求された
店舗型だと、受付の段階で衣類の種類が特定され、衣類の種類に応じて料金が請求されますが、宅配クリーニングの場合は衣類の種類の特定が不十分で、高額な料金を請求されることがあります。
例えば、ワンピースを宅配クリーニングに出した場合、事業者がワンピースではなくパーティードレスと判断し、パーティードレスの高額なクリーニング代を請求されたという事例が報告されています。
補償金額の上限が低い
クリーニングに出した衣服が損傷してしまった場合には、クリーニング事故賠償基準に基づいて補償されますが、宅配クリーニングの場合は補償金額の上限が低く、十分な金額の補償金を受け取れない場合があります。
数万円するブランド衣類の補償金額が1万円程度になることがあり、泣き寝入りすることになってしまいます。
宅配クリーニングのトラブルを避ける方法
口コミや評判の良いサービスを利用する
宅配クリーニングは利用者にとっては非常に便利なサービスということもあり、数多くの事業者がサービスを提供しています。
悪徳業者は排除されつつありますが、評判が芳しくない業者は存在しますので、安心して利用できる業者を選ぶことが大事になってきます。
宅配クリーニングの業者を選ぶ際は、実際に利用した方の口コミなどを参考に、評判の良い業者を選ぶようにします。初めての業者には、いきなり高価な衣類のクリーニングを依頼せず、何度か利用してみたうえで信頼できると判断してから依頼すると安心です。
評判や口コミを踏まえたおすすめの宅配クリーニングについて詳しく知りたい方は下記記事を参考にしてください。
事前に補償の上限金額や条件について確認する
宅配クリーニングのトラブルの原因で多いのは、利用者と事業者との間で情報の共有がしっかりと行われていないことによるものです。
宅配クリーニングを利用する際には、事前に補償の上限金額や条件などを確認しておき、利用者と事業者の双方で情報の共有をしっかりと行ったうえで依頼するようにします。
宅配クリーニングの賠償基準についてさらに詳しく知りたい方は、下記記事をチェックしてください。
事前にシミや汚れ、ほつれがある場所などを確認しておく
宅配クリーニングに出す衣類にシミや汚れ、ほつれなどがある場合には、シミや汚れがある場所を確認したうえで業者に伝えておきましょう。
もし、何の汚れであるのかがわかる場合は業者に伝えておくと、業者は最適な洗浄液を使ってクリーニングをしてくれます。
ただし、シミや汚れによっては完全に落ちないことがありますので、事前に業者に確認しておくとトラブルを避けられます。
再仕上げ無料のサービスを利用する
宅配クリーニングの業者の中には、仕上がりに不満の場合は、無料で再仕上げをしてくれる業者が存在します。このような業者だと安心して依頼することができ、可能な限り綺麗に仕上げてもらえます。
業者によっては、再仕上げの内容に不満の場合は、クリーニング代を全額返金してくれる場合がありますので、このような業者だとなお安心です。