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脱水時に洗濯機が動かなくなってしまって困った経験ありませんか?

修理を頼む前にちょっと待って!!

自力で解決できます!ご安心ください!

洗濯機で脱水が出来ないのはなぜ?

脱水できなくなった洗濯機は自力で治せる原因がほとんどです。

今回はその原因を詳しく紹介していきます。

洗濯の仕方

まず始めに考えられるのが、洗濯の量の問題です。
規定量を超える洗濯ものを一気に回していたり、洗濯ネットに詰め込みすぎると、洗濯機内で片寄りが生じ、脱水が出来ない原因になります。

排水管のつまり

次に考えられるのは、排水管のつまりです。
排水管にゴミや物が詰まっていると、排水できないだけでなく、水漏れの原因にもなります。

糸くずフィルターの汚れ

ドラム式洗濯機は糸くずフィルターが汚れていると、排水管が詰まってしまいます。
排水管が詰まると、脱水は思うようにできません。
そのため、糸くずフィルターの定期的な掃除も大事になってきます。

洗濯機の設置が傾いている

洗濯機自体が傾いている可能性もあります。
洗濯機が傾いていると、振動や騒音が大きくなったり、上手く動かずエラーになってしまいます。
また、運転時間が長くなってしまう原因でもあります。

洗濯機で脱水が出来ない際の各原因の対処法

では、どのように対処できるのでしょうか。

各原因に対する対処法をまとめました。

洗濯の量・偏り

洗濯ものの量が適切でないと洗濯ものが偏ってしまいます。
洗濯機が停止してしまった場合、ふたを開け、洗濯機内の偏りを直してあげましょう
もしくは、大きな洗濯物を取り出し、再スタートさせましょう。

片寄りが毎回起こるような場合は、洗濯機の片寄り防止グッズを使って対処しましょう。

排水管のつまりを無くすために1

排水口にごみや汚れが溜まっていることが原因であると考えられます。
必ず洗濯機の電源を落として、給水用蛇口の栓をしめてから行ってください。

用意するもの:

  • バケツ
  • コップ
  • パイプ用クリーナー
  • 浴室用クリーナー
  • 歯ブラシ
  • ゴム手袋(洗剤による手荒れ防止)
  • 眼鏡(洗剤の飛び跳ねによる失明防止)

手順:

  1. 排水口からホースを外してバケツに入れる。
  2. パーツを全て取り外し、パイプ用クリーナーを流し入れ、指定時間置く。
  3. 時間がたった後、コップを使って水をゆっくり流し込む。
  4. 取り外したパーツは、浴槽用クリーナーを使い、歯ブラシで洗う。
  5. 元に戻す

排水口が汚れている場合、ホースも汚れていると考えられます。
余裕がある人は、ホースの掃除も行いましょう!

排水管のつまりを無くすために2

新たに用意する必要があるもの:

  • じょうろ
  • 塩素系漂白剤
  • ラップ
  • 輪ゴム

排水口掃除で準備したもの:

  • バケツ
  • 浴室用洗剤or台所洗剤
  • 歯ブラシ
  • ゴム手袋(漂白剤による手荒れ防止)
  • 眼鏡等(漂白剤の飛び跳ねによる失明防止)

手順:

  1. じょうろに塩素系漂白剤と水を1:50の割合で入れる。
  2. ホースを取り外し、バケツに入れる。
  3. ホースの片方をラップで巻き、輪ゴムで留めます。もう片方から作ったじょうろの中身を流しいれ、もう片方と同じようにラップと輪ゴムで留める。
  4. ホースの両側が留まっているのを確認したら、30分放置する。
  5. 30分過ぎたら、ホースをよく振った後、水で良く洗い流す。
  6. ホースの外側の汚れは、台所洗剤か浴室洗剤を使い、歯ブラシでこする。
  7. 最後に水で良くすすぎ、元に戻す。

塩素系漂白剤を使用するので、ゴム手袋と眼鏡は着用してください。

糸くずフィルターの掃除

ドラム式洗濯機は糸くずフィルターの掃除をすることも大事になります。

洗濯するたびごみを取り除くのが理想ですが、難しい場合は1週間に1回を目安に掃除してください。

用意するもの:

  • 歯ブラシ
  • 重曹または酸素系漂白剤
  • バケツ(無くても可)

手順:

  1. 糸くずフィルターを外す。
  2. ついているごみを取り除く。
  3. 糸くずフィルターを裏返し、歯ブラシで細かいごみをかき出す
  4. 洗面器やバケツにぬるま湯と重曹または酸素系漂白剤を入れ、よくかき混ぜる。
  5. 洗面器またはバケツの中に糸くずフィルターを入れ、1時間ほど浸け置きする。

浸け置きは毎日する必要はありませんが、洗濯ものを取り出す際に、ごみも取り除く習慣を身に着けておくと、糸くずフィルターをきれいに保てます。

洗濯機の設置を見直す時のポイント

今どきの洗濯機には大体「水準器」というものが付いています。
「水準器」は大体円形で、気泡が入っているものです。
洗濯機を設置した際に気泡の位置でどこに傾いているのかが分かるようになります。

「水準器」が付いていなくても大丈夫です。
洗濯機を手で押してみて、グラグラするか確かめてみてください。
もしぐらついていたら、傾いている可能性がとても高いです。

傾いていると思ったら、足の部分についているねじで調節するか、高さ調節できる何かを入れて対策してください。

それでも脱水できない場合の応急処置

洗濯ものに問題が無く、排水管もきれいな状態でも排水されない場合は、応急処置を確かめてみてください。

洗濯機をリセットする

どうしても排水が出来ない場合は、洗濯機をリセット(初期化)してみる方法もあります。

電源プラグを抜いて、5分以上放置した後に、また運転を再開してください。
また、リセット方法を公開しているメーカーもあるので、是非参考にしてみてください。

  • SHARPの場合
  1. 電源が「切」の状態で、電源スイッチを音が鳴るまで押し続ける。(約4秒)
  2. 「洗~乾」を押す
  3. 「スタート(一時停止)」を音が鳴るまで押し続ける。
  • Panasonicの全自動洗濯機ASW-60Bの場合
  1. 「電源(切/入)」を押し、電源を入れる。
  2. 「セット」を音が鳴るまで押し続ける。(約6秒)
  3. 「電源(切/入)」を推し、電源を切る

モードを変える

脱水出来ない場合は、脱水エラーが出にくいモードに変えることもできます。

脱水モードを変える方法は各メーカーによって違うので、主な物をまとめてみました。

  • SHARPのES-A200の場合
  1. 本体の電源が切れた状態で、「ロック解除」を押しながら、電源「入」ボタンを押す。
    この時本体から音がなるのを確認する。
  2. 「脱水」を押す。
  3. 数字が表示されるので「2」に設定する。
  4. 「スタート」を押す。
    この時も本体から音が鳴り、電源が切れるのを確認する。
  5. 洗濯を続けたい場合は電源を入れて、脱水させる。

「2」は「スムーズ」モードであることを表す数字である。
「スムーズ」モードにすると振動が大きくなったり、脱水時の音が大きくなったりすることがあります。

  • PanasonicのNA-LX129Aの場合
  1. 電源を入れる
  2. 「メニュー」を押す。
  3. 「設定変更」を押す。
  4. 「脱水立ち上がり」を押す。
  5. 「1~5」まで選べるので、大きい数字に設定する。

数字が大きければ大きいほど、脱水エラーは出にくいが、振動が大きくなったり、脱水時の音が大きくなったりすることがあります。

【洗濯機が脱水できない】改善しないときは

それでもなお改善できない場合は、故障していると考えられるので、修理するか、買い替えるようにしましょう。

修理を頼もう

洗濯機の修理依頼はどこにすればいいのでしょうか!
主な相談先は3つあります。

  • メーカーに頼む

メーカーの保証期間内(購入から1年以内)であれば無料修理ができるので、相談してみてください。
しかし、製品ではなく設置環境が招いた問題であれば、有料の修理になることもあります。
その場合は、購入店や設置してくれた業者にも相談してみましょう。

メーカーの修理費用は大体、10,000〜70,000円前後です。

  • 購入した家電量販店に相談する

メーカーの保証期間を過ぎてしまった場合でも、購入した家電量販店の保証期間内であることがあります。
家電量販店では長くて10年間保証してくれるところもあります。
ヤマダ電機・ケーズデンキ等の大きな家電量販店は、無料保証期間が付いているところが多いです。
まずは保証書を確認するか、購入店にお問い合わせをしてみてください。

  • 家電修理業者

保証期間外であったり、一刻でも早く修理してほしい場合は、業者に頼んでみてください。
当日中に来てくれるところもあります!
ただし、修理料金には気を付けましょう。

各メーカーの脱水トラブル、排水トラブル時の修理料金の相場をまとめてみたので、参考にしてみてください。

  • 脱水トラブル
    SHARP:10,000~42,000円(ドラム式)、10,000~28,000円(縦型)
    Panasonic:28,000~49,000円(ドラム式)、22,000円(縦型)
  • 排水トラブル
    SHARP:10,000~42,000円(ドラム式)、10,000~28,000円(縦型)
    Panasonic:16,000~37,000円(ドラム式)、16,000円(縦型)

くれぐれも焦って、見積りが高くなってしまわないよう、気を付けるようにしてください!

買い替えの時期

洗濯機自体が寿命を迎えている場合もあります。
洗濯機の平均的な寿命は10年とされています。
購入から時間が経てば経つほど、部品もなくなってしまうので、修理が出来なくなる場合があります。

10年を過ぎてしまっている場合は、修理よりも買い替えることを検討しましょう。

不要になった洗濯機はどうする?

基本的に洗濯機を処理する場合は、買い替える時と同時に処理をします。
新しく洗濯機を買う店舗に相談してみてください。

ただし、洗濯機を回収するにも、「リサイクル料」や「収集運搬料金」がかかることが多いです。

洗濯機が脱水できないトラブルを防ぐためのポイント

洗濯機が脱水してしまう原因と対処法についてご紹介しました。

洗濯機が脱水しなくなってしまうことを防ぐためには、日頃からいくつかの点に気を付ける必要があります。

具体的には以下の通りです。

  • 日頃から正しく洗濯機を使用する正しくお手入れする

それぞれについて詳しく説明します!

日頃から正しく洗濯機を使用する

まずは日頃から正しく洗濯機を使用しましょう。

洗濯機に衣類を入れる際は、洗濯表示を見て洗濯機で洗えるものだけにしてください。

また、洗濯表示によって洗い方が異なるので注意してください。

正しくお手入れする

洗濯機のお手入れは月に一回は行いましょう。

お手入れ箇所として、洗剤投入ケースなどの洗濯機の細かいパーツ、洗濯槽、洗濯機の台があります。

お手入れの箇所によって重曹や漂白剤などを使い分けてください。

自分ではきちんと掃除をできたか不安、、という人は専門業者に依頼するのがおススメです。

ほかに考えられる洗濯機のトラブル

洗濯機は脱水ができなくなる以外にも様々なトラブルが考えられます。

今回は考えられる主なトラブルの原因とその対処法についてご紹介するので、参考にしてみて下さい。

確認しておくことで洗濯機でのトラブルを予防しておきましょう。

洗濯機が回らない

洗濯機が回らない原因として、まず洗濯機に衣類を入れすぎていることや、洗濯ネットが一杯になってしまっていることが挙げられます。
洗濯機の容量や洗濯ネットの中身には余裕を持つようにしましょう。

入れる衣類の量の目安は洗濯機の容量の8割程度です。

また、それ以外の原因として、洗濯機を回す部品の「パルセーター」が故障していることが考えられます。

故障してしまったパルセーターは交換する必要があるので、修理業者に依頼しましょう。

排水ができない

排水ができない原因は主に排水ホースです。

具体的には排水ホースが変形していたり、内部に汚れが付着していたりする可能性があります。

排水ができなくなったときは排水ホースを確認して、押しつぶされて変形している場合はホースを正常な状態に戻し、それでも治らない場合は説明書などを参考に内部を掃除してみてください。

給水ができない

洗濯機の給水ができなくなったときは、まず給水蛇口が空いているか確認してください。

蛇口が閉じていた場合は蛇口を開くだけで解決します。

蛇口が空いているのに給水されない場合は、給水ホースまたは給水の水を止める弁に問題があります。

給水ホースの内部の汚れを取り除いてみたり、弁に詰まっている汚れを取り除いたりしてみてください。

異音がする

洗濯機から異音がする原因として、まず洗濯機内に金属のベルトなどの小物が当たっている可能性があります。

洗濯を始めてから異音がした場合は、一度洗濯を止めて異音の原因になるようなものが入っていないか確認してみてください。

洗濯機の中に異音の原因になるものが入っていなかった場合、洗濯機のパーツの劣化が原因として考えられます。

その場合洗濯機を分解する必要があるので、自分で分解できる自信がない人は修理業者に依頼しましょう。

洗濯機の寿命はどれくらい長い?伸ばすにはどうしたらいい?

洗濯機が脱水できなくなるなどのトラブルが起こった場合、洗濯機の寿命がきてしまったのか気になる人もいると思います。

洗濯機の寿命は洗濯機の使い方や使用頻度によっても異なります。

ここでは洗濯機の寿命と、寿命を知らせるサインや寿命の伸ばし方についてご紹介します!

洗濯機の寿命は10年

調査によると、洗濯機を買い替えた消費者の平均使用年数は10年なので、洗濯機の寿命は10年であると言えます。

ただし、洗濯機のように長く使われる電化製品には、経年劣化による事故を防ぐための標準使用期間がメーカーによって設定されています。

洗濯機の標準使用期間は6年なので、10年という試用期間は少し長いかもしれません。

また、メーカーがあるモデルの洗濯機の製造を終了してからも修理用などでそのモデルの部品を保有する期間は、一般的に6~7年と言われています。

この期間を過ぎると修理ができなくなる可能性が高くなるので、注意してください。

洗濯機の寿命を知らせるサイン

洗濯機の寿命を知らせるサインとして、以下のものが考えられます。

・洗濯中に異音がする
・エラーで洗濯ができない
・異臭がする
・電源プラグや電源コードが異常に熱い

洗濯中に今までになかった異音がする場合は、モーターが劣化している可能性があります。

エラーで洗濯ができず、さらにエラーの原因を取り除いても再度エラーになってしまう場合も、寿命が近づいているサインです。

洗濯機から異臭がする場合も寿命が近づいています。

異臭の原因として、カビや部品が劣化して摩擦したことによる焦げが考えられます。

カビは掃除で取り除きやすいですが、焦げの場合は部品の交換が必要なので修理業者に持っていきましょう。

電源プラグや電源コードが異常に熱くなっている時は、出火の可能性があるのですぐに修理や買い替えを検討してください。

洗濯機の寿命を延ばす方法①洗濯ものの量を増やしすぎない

洗濯機の寿命を延ばす方法として、洗濯機に物を詰め込みすぎないことが挙げられます。

洗濯機に洗濯ものを入れすぎると洗い残しができますし、モーターに負担がかかって故障の原因になってしまいます。

洗濯ものの量が多い人は、二回以上に分けて洗濯をする、より容量が大きい洗濯機への買い替えを検討するなどの対策をとりましょう。

洗濯機の寿命を延ばす方法②洗剤を入れすぎない

同様に洗剤の入れすぎも、

異音がする

洗濯機の寿命を縮める原因になってしまいます。

洗剤を入れれば入れるほど汚れがよく落ちると考える人もいるかもしれませんが、洗濯槽に残った洗剤がカビの原因になってしまいます。

洗剤のパッケージで指定されている適量を参考にしてください。

洗濯機の寿命を延ばす方法③定期的にお手入れする

洗濯機の寿命を延ばすためには、定期的なお手入れが必要です。

洗濯機が脱水しなくなることを防ぐポイントとして正しいお手入れの方法を紹介しているので、参考にしてみてください。

定期的にお手入れをすることで洗濯機が常にきれいな状態で保たれ、長く使うことができますよ。

 

まとめ

今回は洗濯機が脱水出来なくなった時の原因と対処法をまとめました!

特に排水管の詰まりや糸くずフィルターの汚れは定期的な掃除で防ぐことが出来ます。

動かなくなってから焦って修理するより、普段から長持ちさせることを意識して大切に使っていきましょう!