※本ページにはPRが含まれます。
子どもがいる家庭では、多くの確率で持っているレインコートやカッパ。
もちろん、子ども用だけでなく、大人でもレジャーや野外コンサートの際も大活躍しますよね。
ところで、使った後のレインコートやカッパを洗濯するべきなのか迷った経験はありませんか?
実は、カッパも正しく洗濯をしないと匂いや機能低下の原因となってしまうんです。
「お風呂場や外に干すだけで終わらせていた…。」
「水でざっと流すことしかしてなかった…。」
このように思っているあなたも、この記事を読んで明日から正しくカッパを洗濯しましょう!
目次
カッパって洗濯必要なの?
結論から申し上げると、カッパも洗濯が必要です!
カッパを洗濯しないで、干すだけで終わらせてしまっていると、「撥水効果」や「防水透湿性」が低下してしまいます。
撥水性や透湿性が低下すると、カッパの内側に熱気がこもり、蒸れてしまうため着心地にも影響してきます。
さらに、雨で濡れたカッパをそのまま干してしまうと、嫌な臭いの原因にもつながります。
雨の水滴の中には外気のごみや汚染物質などが含まれています。
さらに、自分の汗や皮脂汚れなども付着し、使用後のカッパは、私たちの想像以上に汚れているんです!
着心地だけでなく、カッパを長く着るためにも、洋服同様、使用後は必ず洗濯をするようにしましょう!
カッパの洗濯方法
ここからは、カッパの洗濯方法をご紹介していきます!
- 洗剤の選び方
- 選択の手順
- 脱水方法と干し方
- 洗濯後の処理
4つの項目に分けて、順番に紹介していきます!
1.洗剤の選び方
カッパを洗濯する際は、洗剤選びも重要なポイントの1つです。
一般的な洗剤でも汚れを落とすことは可能ですが、天然のたんぱく質を溶かすことのできる弱アルカリ性の中性洗剤を使用すると、より綺麗に汚れを落とせるんです!
また、「漂白剤使用不可」の記載がなければ、漂白剤を使用することが出来ます。
もちろん、通常の洗剤や漂白剤でもカッパを洗濯することはできるのですが、私がおすすめしたいのは「おしゃれ着用洗剤」です。
カッパの撥水効果を維持するためにも、素材へのダメージを軽減するためにも、おしゃれ着用洗剤で洗濯を行うことがおすすめです!
2.洗濯の手順
洗濯機の場合も、手洗いの場合も、生地のダメージを防ぐため、洗濯を行う前にファスナーやマジックテープ、ボタン等はすべて閉じておきましょう。
また、襟足や裾部分など特に汚れが気になる部分には、洗剤の原液を軽く塗り、つけておくようにしましょう。
続いて、洗濯機で洗う場合と、手洗いの場合に分けて、手順を説明いたします!
洗濯機の場合
商品にもよりますが、カッパは基本的に撥水加工がされていたり、泥汚れが落ちやすいような加工がされている分、洋服よりもデリケートです。
そのため、必ず洗濯用ネットに入れて洗濯をするようにしましょう!
また、ネットに入れる際に小さくたたんでしまうと汚れが落ちにくかったり、しわが出来てしまう原因となる為、大き目のネットに入れるのが理想です。
大きめのネットがない場合も、2つ折りもしくは3つ折りに畳んでネットに入れるようにしましょう。
洗濯機で洗いからすすぎまで行うことが出来ますが、ここでも注意するべきポイントが2つあります!
1つ目は、「弱水流モード」もしくは「手洗いコース」などのコースで洗濯を行うことです!
前述の通り、カッパは想像以上にデリケートです。
洗濯表示に「弱」の記載がある場合はもちろん、無い場合でも「弱水流モード」や「手洗いコース」での洗濯がおすすめです!
2つ目は、すすぎは通常の洗濯の2倍の時間をかけることです!
洗剤のすすぎ残しがあると、カッパの撥水性や防水透湿性を低下させてしまいます。
そのため、洗剤が残らないよう、すすぎには時間をかけるようにしましょう。
そして、洗濯機で洗濯をする場合に最も気をつけるべきことは「脱水機能は使用しない」ということです。
撥水加工のある素材は、洗濯機の排水を妨げてしまう恐れがあるため脱水機能を使用することはできません。
カッパの正しい脱水方法は、「脱水方法と干し方」の項目でご紹介しています。
手洗いの場合
続いて、手洗いの場合の洗濯方法や注意点、ポイントをご説明します!
手洗いの場合は、洗剤のほかに洗面器が必要です。
洗面器に40℃以下のぬるま湯を入れ、その中に洗剤を入れます。
この場合も前述の通り、おしゃれ着用洗剤の使用をおすすめします!
洗剤は、キャップの底から3㎜程度が適量です。
入れすぎても洗浄能力が強くなるわけではないため、適量をまもるようにしましょう!
洗剤を洗面器に入れ軽く混ぜたら、カッパを入れて上から押すように押し洗いをします。
押し洗いが終わったら、洗面器の中でカッパを左右に振って洗う振り洗いをすると、より綺麗に汚れを落とすことが出来ます。
この時カッパを強くこすらないように注意してください!
気になる汚れがあれば、手のひらで優しくこすり洗いをしましょう。
3分ほどそのままおいたら、すすぎを行います。
手洗いの際も、洗剤のすすぎ残しがあるとカッパの撥水性や防水透湿性を低下させてしまう恐れがあるため、洗面器のお湯を変えながら2回以上すすぎを行ってください。
泡がでなくなったすすぎが完了の合図です!
3.脱水方法と干し方
洗濯機の場合も、手洗いの場合も、すすぎが終わったら脱水を行います。
カッパの脱水はバスタオルで行います!
多くのカッパは、防水透湿性素材やビニール素材を使用しています、
このような素材は、洗濯機の脱水機能を使用すると洗濯機の故障に繋がってしまいます。
そのため、カッパは必ずバスタオルで脱水を行うようにしましょう!
バスタオルでカッパを包み、上から優しく押して水気を拭き取ります。
バスタオルがびしょびしょになったら、新しいものと交換し、何度かこの作業を繰り返します。
水分がしっかり取れたら、形を整えてハンガーにつるします。
カッパによく使用されるナイロンやポリウレタンは紫外線に弱く、直射日光が当たると変色してしまう恐れがあります。
そのため、直射日光を避け、風通しの良い日陰で干すようにしましょう!
4.洗濯後の処理方法
カッパを干し終わり、完全に乾いたら収納する前に行った方が良いことが2つあります!
① アイロンをかける
② 撥水スプレーをする
上記について詳しくご紹介していきます!
①アイロンをかける
1つ目は「アイロンをかける」ことです。
しかし、カッパによってはアイロンの使用が不可の物があります。
アイロンをかける前に洗濯表示を見てアイロンをかけても良いかどうか確認をしましょう!
アイロンをかけても問題ないことが確認出来たら、さっそくアイロンがけをしていきましょう!
アイロンの温度は、洗濯表示に記載してある温度でおこないます。
アイロンマークの中に「弱」「中」等の文字があるので、そのマークに従って安どの設定を行いましょう。
また、カッパにアイロンをかける際に注意すべきことは2つあります!
1つ目は、あて布を使用するということです。
直接アイロンを当ててしまうと、絵柄がはがれてしまったり、撥水効果が落ちてしまう事が考えられるため、必ずあて布をしてアイロンをかけるようにしましょう!
2つ目は、ファスナーやボタン部分にはアイロンを当てないということです。
通常のアイロンがけと同ですが、ファスナーやボタン部分にアイロンを当ててしまうと、傷んでしまったり溶けてしまったりする危険性があります。
特にポケット部分のファスナーやボタンは見落としがちなので、注意してアイロンがけを行うようにしてください!
そして、カッパにアイロンをかけるときは、じっくり時間をかけてしわを伸ばすイメージよりも、軽くしわが伸びる程度にサッとかけるイメージで完了させましょう!
②撥水スプレーをする
アイロンをかけ終わったら、撥水スプレーをかけましょう!
撥水スプレーとは、水をはじくように加工するためのスプレーの事です。
洗濯を行うと、どれだけ注意をしていても多少はカッパの撥水効果が落ちてしまいます。
洗濯後に撥水スプレーをすることで、次に使用する時も手間なく使用することが出来ます。
撥水スプレーは、カッパだけでなく普段着る洋服や靴にも使用可能です!
持っていたら活躍すること間違いなしなので、撥水スプレーを今持っていない方は是非この機会に試してみてください!
では、実際に撥水スプレーを使用する際の注意点をご紹介します。
注意することは、下記の3つです。
- スプレーする時は外で行う
- 20㎝以上離して吹きかける
- しっかり乾かしてから収納する
1つずつ説明していきます!
1つ目は「スプレーする時は外で行う」ことです。
撥水スプレーは少し独特の臭いがします。
そのため、部屋の中でスプレーをするとにおいが充満して、嫌なにおいが漂ったり、むせてしまったりする恐れがあります。
撥水スプレーをかける時は、外で行うか、窓を開けた状態で行いましょう!
2つ目は「20㎝以上離して吹きかける」ことです。
近くから噴射をしてしまうと、白く痕になってしまう可能性があります。
そのため、20㎝以上離したところからスプレーをかけるようにしましょう。
3つ目は「しっかり乾かしてから収納する」ことです。
スプレーが乾いていない状態で収納してしまうと、他の衣服にもスプレーの臭い等が付着してしまう恐れがあります。
陰干しをしてしっかり乾かしてから収納するようにしましょう!
カッパを洗濯する際の注意点・ポイント
ここまでしっかり洗濯したらもう大丈夫!と思っている方も多いのではないでしょうか?
しかし、カッパを洗濯する際は気をつけなければいけないことがたくさんあります!
ポイントは以下の4つです!
- 洗濯表示に従う
- 使用後は毎回洗濯
- 保管はハンガーにかける
- カビは歯ブラシで落とす
1つずつご紹介していきます!
洗濯表示に従う
1つ目は洗濯表示に従うということです。
洗濯機で洗っても良いもの、手洗いのみのもの、家庭での洗濯が不可のものなど、カッパによって洗濯方法が様々です。
洗い桶のマークがあれば、洗濯機での洗濯が可能な商品ということです!
また、洗い桶に手が描かれている場合は、洗濯機の使用はできないが手洗いは可能な商品ということです。
そして、洗い桶にバツ印が書かれているマークは「ドライマーク」といい、家庭での洗濯は不可ということです。
この場合は、クリーニング店に持っていき洗ってもらう必要があります。
洗濯をする前に必ずマークを確認するようにしましょう!
使用後は毎回洗濯
2つ目は、「使用後は毎回洗濯」を行うということです。
1度カッパを使用すると、雨や外気によって想像以上に汚れてしまいます。
また、カッパを製造している会社のほとんどが「使用するごとに洗濯するべき」としているんです。
今まで一度の洗濯をしたことがない人からすると、びっくりの事実ですよね。
雨や外気で汚れるだけでなく、カッパの中は蒸れて汗をかきやすい環境です。
洗濯をしないで繰り返し使用してしまうと、においの原因となったり撥水効果の劣化に繋がってしまう恐れがあるので1度使用したら必ず洗濯するようにしましょう!
保管はハンガーにかける
3つ目は、「保管はハンガーにかける」ということです。
カッパの保管方法、皆さんはどこに収納していますか?
小さくたたんで袋にしまっていたり、物入にそのまま置いてあるなんて人も多いと思います。
しかし、カッパは薄い素材でできているため、長い間折りたたんでいると折り目の部分が劣化してしまいます。
そのため、カッパはハンガーにつるして保管することがベストです!
持ち運びの際や、自宅以外の場所にしまっておく場合は、折り目に位置を定期的に変えることで劣化を防ぐことが出来ます。
カビは歯ブラシで落とす
4つ目は、「カビは歯ブラシで落とす」ということです。
会社や学校、旅行等にいくときにカッパを使用し、生乾きのまま袋などに収納してしまいカビが生えてしまった経験はありませんか?
カビが生えてしまわないように、毎回洗濯をして正しい干し方をしてほしいですが、カビが生えてしまっても落とすことが出来ます!
その方法は、40~50℃ほどの少し熱めのお湯に漂白剤を溶かし、カッパを5分ほど浸した後に歯ブラシでこするという方法です!
漂白剤を使用して問題のないカッパであることが条件にはなってしまいますが、かびてしまったカッパもすぐに捨てずに、カビを落とす努力をしてみてください!
この際に、歯ブラシで強くこすりすぎないように注意してくださいね。
カッパを正しく洗濯して長く着続けましょう!
今までカッパを洗濯するという考えがなかった人も多いと思います。
今回の記事でカッパ洗濯の重要性を理解していただけたでしょうか。
正しい洗濯方法で大切なカッパを長く着用しましょう!