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マットレスもクリーニングをするべきだということはご存じですか?
毎日寝るベッドだからこそ、清潔に保ちたいものです。
シーツや枕、布団まで洗えたとしても、マットレスまで洗う人は中々いないのではないしょうか。
人は寝ている間にコップ1杯分くらいの汗をかくと言われています。
気づかない間に、マットレスにも汚れが溜まってしまうのです。
マットレスは定期的にクリーニングすることで、睡眠の質アップやハウスダストアレルギーの予防に繋がります。
この記事では、マットレスを業者にお任せする場合と、自宅で洗う場合の注意点などについてご紹介します!
目次
マットレスはクリーニングするべき
なぜマットレスをクリーニングすべきでしょうか。
人が睡眠中にかく汗の量は、1年間に換算すると年間約100Lと言われています。
その量の汗が毎年マットレスに吸収されていくと考えると、結構ゾッとしませんか?
汗や皮脂の汚れがマットレスにたまってしまうと、悪臭やシミ、カビの原因となってしまいます。
ダニの発生も招いてしまうため、喘息やアトピーを引き起こし、健康にも被害が及んでしまいます。
マットレスの汚れが蓄積してしまうと、カビやダニの増殖が止まらなくなります。
そのため、定期的なマットレスのクリーニングがおすすめです。
マットレスのクリーニング頻度
マットレスのクリーニングを依頼する頻度は、1~2年に1回がおすすめです。
汚れがたまってしまってからクリーニングに出すより、定期的にクリーニングした方が、汚れが落としやすくなるので、おすすめです。
夏場は、マットレスのクリーニングを依頼する人が増えるので、中々予約が取れません。
ぜひ、夏前にクリーニングを済ませて、綺麗なマットレスを手に入れましょう。
汚れが付着するのを防ぎたい場合は、ベッドパットや敷パットなどの寝具をマットレスの上に敷いておきましょう。
そうすることで、マットレスに汗が染みこむことを多少防ぐことができます。
ベッドパットや敷パットを敷いている場合でも、3~4年に1度はクリーニングするようにしましょう。
マットレスをクリーニングに出した方がいい場合
以下のような状態になったら、必ずマットレスをクリーニングに出すようにしましょう。
- カビ・ダニが発生している
- なかなか落ちない、こびりついた汚れがある
- 汚れが内部まで浸透している
これらの場合は、自分の力のみでは綺麗にすることができない為、クリーニングに出すようにしましょう。
マットレのスクリーニング料金の相場
マットレスのクリーニング料金は、地域やサービスプロバイダーによって異なります。
サイズや状態、利用されるクリーニング方法によっても価格は変動します。
業者を決める際には、複数の業者から見積もりを取ることをおすすめします。
サイズ | 料金相場 |
---|---|
ベビー/キッズ | 9,000円程度 |
シングル | 10,000円程度 |
セミダブル/ダブル | 14,000円程度 |
クイーン/キング | 18,000円程度 |
基本的には16,000円前後になります。
オプションを追加したり、クリーニング内容にこだわると、もっと高くなります。
マットレスのクリーニングの流れ
マットレスをクリーニングに依頼した後、業者のクリーニングの流れをご紹介します。
主な手順は以下の通りです。
順を追って説明していくので、是非参考にしてみてください。
ごみやほこりの除去
まずは表面に付着したごみやほこりを取り除くことから始まります。
専用の掃除機やブラシを使って隅々まで丁寧に掃除していきます。
スチームを使った洗浄
次に、スチームクリーニングを行います。
プロ仕様の加圧噴射式スチームクリーナを使用し、高温の蒸気を噴射することで、奥深くに入り込んだ汚れや細菌を除去していきます。
スチームをかけることで、ダニやカビは取り除かれ、アレルギー源を減少させる効果もあります。
また、固まってしまった汚れや、取り除きづらい汚れやシミも、スチームをかけることで取り除きやすくなります。
バキュームを使った洗浄
次は。専用のバキュームを使って汚れを取り除くステップです。
スチームクリーニングによって浮き上がった汚れや微粒子を吸引し、取り除いていきます。
これにより、マットレスの内部の汚れをしっかりと取り除き、衛生的な状態を維持します。
乾燥
最後に、マットレスを乾燥させます。
専用の乾燥機や風を使ってじっくりと乾燥させます。
湿気が残るとカビや菌の繁殖が促進されるため、徹底的な乾燥を心がけています。
マットレスをクリーニングに出す際の注意点
マットレスをクリーニングに出す際に注意すべき点をまとめました。
これからマットレスのクリーニングを依頼したい方は、ぜひ参考にしてみてください。
クリーニングに出せないものがある
マットレスの種類や材質によってはクリーニングが難しい場合がありますので、事前に確認することが必要です。
また、マットレスの中には洗濯機やドライクリーニングできないものもありますので、併せて確認してください。
特に、以下のようなマットレスは水洗いできない場合が多いので、注意が必要です。
- 高反発ウレタン
- 低反発ウレタン
- エアーマットレス
- ラテックス
ウレタンが使われているマットレスは、水洗いができません。
ラテックス素材も、濡れるとボロボロになってしまうため、水洗いすることができません。
そのため、取り扱っていない業者が多いです。
ですが、他の方法でクリーニングしてくれる場合があるので、是非相談してみましょう。
寝心地が悪くなる可能性がある
クリーニング後、一部のマットレスは寝心地が変わる可能性があります。
素材の特性やクリーニングの方法によっては、硬さや柔らかさが変わることがあります。
クリーニング前後の寝心地の違いを検討し、クリーニングの影響について業者と相談することが大切です。
クリーニングではなく買い換えた方がいい場合
マットレスの状態や寿命によっては、クリーニングではなく新しいマットレスを購入した方が良い場合があります。
著しい劣化や破損が見られる場合や、アレルギー対策が必要な場合などは、クリーニングでは解決しきれないかもしれません。
また、同じマットを長年使い続けている場合は、クリーニング料金が高くなってしまう可能性があります。
結果的に買い換えた方が経済的なケースもあるのです。
特に、以下の場合は買い替えを検討してみてください。
- マットレスの生地が破れている
- 凹みやヘタリが大きい
- 目立つ汚れが付着している
- カビが広範囲に生えている
サイズによってかかる時間が変わる
マットレスのサイズによって、クリーニングにかかる時間が異なります。
大きなマットレスほどクリーニングに時間がかかるので、予定を立てる際にはサイズに注意しましょう。
また、業者によってもクリーニングにかかる時間は異なるため、事前に確認しておくことが重要です。
【汚れ別】マットレスを自宅で洗う方法
マットレスを自宅で洗いたい方のために、汚れ別のクリーニング方法をご紹介します。
落としたい汚れの方法を確認し、掃除するようにしましょう。
では、順を追って説明していきます。
ホコリ
マットレスにホコリが溜まっているのを見つけた場合は、掃除機を使いましょう。
掃除機は出来るだけ吸引力が強いものを使うことをおすすめします。
マットレスを移動させる必要がある場合は、腰に気をつけて少しずつ移動させましょう。
ダニ
マットレスに住むダニを駆除するための方法を以下にまとめておきました。
- 掃除機
- 布団乾燥機(必要な場合は)
- カバーがある場合は、カバーを洗い、乾燥機にかける
- マットレス本体は布団乾燥機をかける
- 掃除機で吸い取る
熱に弱い素材のマットレスもあるため、掃除する前にしっかり確認する必要があります。
シミ
シミがある場合は重曹か酸素系漂白剤を使用します。
酸素系漂白剤を使用することに抵抗がある方は、重曹を使用するようにしましょう。
まずは、重曹を使用する場合の掃除方法をご紹介します。
- 水
- 重曹
- タオル
- 水300mlに重曹大さじ1杯を溶かす。
- 重曹を溶かした水をタオルに染み込ませる。
- タオルをしっかり絞って、シミの部分に押し当てる。
- 1~3を繰り返す。
- 乾燥させる。
重曹は、シミ抜きの他に消臭効果もありますよ!
次に、酸素系漂白剤を使用する場合の掃除方法について紹介します。
- 濡らしたタオル
- ハイターなどの酸素系漂白剤
- 濡らしたタオルに漂白剤を少量つける。
- シミの部分を叩きながら拭く。
- タオルをすすぐ。
- もう一度叩きながら拭く。
- 乾燥させる。
中々シミが取れない場合は、タオルの水分を増やしましょう。
カビ
カビは健康被害に繋がってしまうので、見つけたらすぐに取り除きましょう。
- エタノール
- スプレーボトル
- タオル
- エタノールをカビにスプレーする
- タオルをぬるま湯に染み込ませて軽く絞る
- タオルでカビを拭き取る
- 数回繰り返す
以上がカビの掃除方法です。
スプレーボックスに入っているエタノールも売っているので、そちらを買うことをおすすめします。
嘔吐物
嘔吐物は感染のリスクがあるので、手袋を使用することをおすすめします。
まずは表面の嘔吐物を拭き取ってから、掃除に入りましょう。
基本的な掃除方法は、シミ掃除と同じ手順です。
臭いが気になる場合は重曹を使うようにしましょう。
あまりにも取れない場合は、買い換えることをおすすめします。
ペットや子供の粗相・おねしょ
ペットや子どもが粗相をしてしまった場合は、クエン酸を使用するようにしましょう。
粗相やおねしょは放置すると、臭いやカビの原因になってしまいますので、すぐに掃除に取り掛かりましょう。
- 水
- クエン酸orセスキ炭酸ソーダ
- タオル
- スプレーボトル
- マットレスが濡れている場合はタオルで吸水
- 水200mlにクエン酸小さじ1杯を溶かす
- スプレーボトルに入れて、汚れた部分にかける
- タオルで吸水
- 臭いがなくなるまで繰り返す
- 乾燥させる
乾燥はドライヤーなどを使用してもよいでしょう。
ただし、高温が苦手な素材は日陰に干しておきましょう。
血の掃除方法
自分以外の血液を掃除する際は、感染のリスクを考えて手袋をするようにしましょう。
乾いていない血であれば、濡れたタオルでトントン叩くと綺麗に取れることがほとんどです。
ですが、乾いてしまった血液は取るのに苦労してしまいます。
- 水
- セスキ炭酸ソーダ
- タオル
- 水250mlにセスキ炭酸ソーダを大さじ1杯溶かす。
- 用意した液体をスプレーボトルに入れる。
- 血にスプレーする。
- 血が浮いてきたら、タオルで叩いて吸い取る。
- 綺麗になるまで繰り返す。
- 乾かす。
血の掃除が終わったら、しっかり手を洗いましょう。
マットレスを自宅で洗う際の注意点
マットレスを自宅で洗う際の注意点をまとめました。
失敗しないために確認しておきましょう。
高温は使わない
特に、ウレタンやラテックス素材をクリーニングする場合、アイロンやスチームなどの高温は避けるようにしましょう。
それらの素材に高温をかけてしまうと、素材の質が変わってしまい、寝心地が大幅に悪くなってしまいます。
マットレスを自宅で洗う際には、基本的に高温の水や熱を使わないようにしましょう。
天日干しはしない
ダニを殺すために、布団を天日干しする方は多いのではないでしょうか。
マットレスも天日干しした方が良さそうに見えますが、実はNGです。
特にウレタンやラテックス素材は直射日光や湿気によって、マットレスの素材が劣化する可能性があります。
代わりに、風通しの良い場所で陰干しするか、風を通す環境で乾燥させることをおすすめします。
水洗いはしない
マットレスを水洗いすることは避けましょう。
水に弱い素材を使っていることが多く、劣化に繋がってしまいます。
また水がしみ込み、乾燥が不十分だと、カビの発生を促す可能性があります。
自宅でマットレスを洗う際は、水洗いしないようにしましょう。
まとめ
マットレスは基本的にクリーニング店に任せるようにしましょう。
自宅で綺麗にすることもできますが、マットレスの素材に十分に注意を払いましょう。
また、あまりにも汚れがひどい場合は、買い換えることをおすすめします。