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「スラックスを自宅で洗濯したいけど、具体的な手順がわからない」と悩んでいる人は多いのではないでしょうか?
実際、スラックスはほかの衣類に比べて注意すべき点が多いです。
そこで、当記事ではスラックスの洗濯手順や注意点を細かく解説しています。
当記事でスラックスの正しい洗濯方法を知って、スラックスをきれいに長持ちさせましょう。
スラックスを洗濯する前の確認事項
スラックスは繊細な衣類です。
そのため、洗濯をする前にいくつか確認しなければならないことがあります。
以下の記事では、スラックスの洗濯で洗濯前に確認すべきことを2つ紹介しています。
以下の確認事項をしっかりと抑えてから洗濯に移りましょう。
洗濯表示マークをチェック
スラックスを洗濯する前にまずは「洗濯表示マーク」を確認する必要があります。
いくつか項目がありますが、スラックスの洗濯では、「家庭用洗濯」の記号をチェックしましょう。
「×」のマークがあるときは残念ながら自宅で洗濯機にかけることはできません。
また、「手洗い」のマークがある場合も洗濯機にかけずに手洗いかクリーニングに出すようにしましょう。
頻度は月に1~2回に抑える
スラックスを洗濯する頻度は月に1~2回程度がおすすめです。
スラックスは繊細な生地でできていることが非常に多くあります。
そのため、頻繁に洗濯するとスラックスの寿命を縮めることになってしまいます。
ひどく汚れてしまった場合はすぐに洗った方がいいですが、基本的には生地を傷ませないために月に1~2回程度がおすすめです。
洗濯機でスラックスを洗う手順
スラックスの洗濯手順
- 用具を準備する
- ファスナー、ボタンを閉める
- じゃばら折りにして洗濯ネットに
- 手洗いコースで洗濯機にかける
スラックスを洗濯機で洗うステップは大きく分けて4つにわけることができます。
以下の記事では洗濯機を洗う手順について詳しく解説しているので、自宅で洗濯するときは是非参考にしてみてください。
1.用具を準備する
洗濯を開始する前に用意すべきものが3つあります。
どれも近くの薬局やスーパーなどで買いそろえることができるので、しっかりとそろえてから洗濯を開始しましょう。
洗濯ネット
用意すべきものの1つ目は洗濯ネットです。
洗濯ネットを使うことでボタンやファスナーのひっかかりがなくなります。
そのほかにも洗濯物の型崩れが起きにくくなるなどメリットがたくさんあるため、デリケートなスラックスを洗濯する際は必ず使うようにしましょう。
スラックスを3つ折りにして入る大きさくらいの洗濯ネットが最適です。
おしゃれ着用中性洗剤
おしゃれ着用洗剤はスラックスを洗濯する際には必ず用意するようにしましょう。
おしゃれ着用洗剤は普通の洗剤よりも型崩れ、色あせ、毛玉防止などデリケートな洋服を洗濯するとき劣化を防ぐような効果が備わっています。
おしゃれ着用洗剤を使う場面はスラックスを洗濯する際以外にも多くあるため、自宅にまだないという場合はこの機会に買うようにしましょう。
柔軟剤
スラックスを洗濯する際は柔軟剤も用意しましょう。
柔軟剤もおしゃれ着洗剤同様に、毛玉防止などの効果があります。
ほかにも衣類が固くなるのを防ぐなどスラックスを長持ちさせるような効果があるため、柔軟剤も用意しましょう。
2.ファスナー、ボタンを閉める
スラックスを洗濯する際はファスナーやボタンを必ず閉めるようにしましょう。
ファスナーやボタンが開いたままで洗濯すると洗濯時のひっかかりにつながります。
洗濯にひっかかりが起こってしまうと生地が傷むきっかけになるため、スラックスを洗濯する際にはこちらにも注意しましょう。
3.じゃばら折りにして洗濯ネットに
スラックスを洗濯する際は洗濯ネットの形に合わせてじゃばら折りにして、洗濯ネットに入れます。
このときの注意点として、スラックスが汚れやすいウエスト部分やヒップの部分、裾の部分が外に出るように折りたたみましょう。
このようにじゃばら折りにすることで汚れている部分が集中的に洗うことができます。
また、なるべく洗濯ネットに合った大きさでいれることで型崩れが起きにくくなります。
4.手洗いコースで洗濯機にかける
洗濯ネットに入ったスラックスを洗濯機に入れたらいよいよ洗濯開始です。
洗濯表示の「家庭用洗濯」の部分に横線が引いてある場合は水流の弱い、「手洗いコース」や「おしゃれ着コース」で洗うようにしましょう。
その後はそのまま脱水まで洗濯機にかけてしまって問題ありません。
手洗いでスラックスを洗う手順
スラックスの手洗いの手順
- 用具を準備する
- 洗面器に水を溜める
- 洗濯液を作る
- ファスナーやボタンを閉めて洗面器に
- 押し洗いをする
- 泡が消えるまですすぎをする
- 洗濯機で脱水
洗濯表示の「家庭用洗濯」の箇所に「手洗い」と書かれていた場合は洗濯機をかけることはできないため、家庭で洗いたい場合は手洗いをしましょう。
手洗いの場合でも手間はかかりますが、スラックスをきれいに洗濯することができます。
以下のステップをきちんと踏んで正しく手洗いをしましょう。
1.用具を準備する
手洗いでスラックスを選択する場合に必要な用具は3点あります。
しっかりとそろえてから手洗いを開始するようにしましょう。
洗面器
手洗いで洗濯するとき、洗濯物をいれるために洗面器が必要です。
スラックスを洗う場合はお風呂場で使うような洗面器よりも少しい大きいものを用意することがポイント。
また、家に洗面台がある場合にはそちらで手洗いすることも可能です。
おしゃれ着用中性洗剤
洗濯機で洗うとき同様におしゃれ着用洗剤を用意しましょう。
おしゃれ着用洗剤には型崩れ防止などの効果があります。
柔軟剤
こちらも洗濯機で洗うとき同様に用意が必要です。
毛玉防止や衣類が柔らかくなるような効果があります。
2.洗面器に水を溜める
まず、初めに用意した洗面器、または洗面台に水を溜めましょう。
このとき水の温度は、洗剤などが良く溶けるようにぬるま湯がベスト。
スラックスが浸る程度の水が溜まったら完成です。
3.洗濯液を作る
続いて洗濯液を作ります。
おしゃれ着用洗剤を洗面器に適量入れましょう。
このときの注意点として、スラックスに直接洗剤がかからないようにすることが大切です。
直接かけてしまうとかかった部分の色が変わってしまう事があるため、気を付けましょう。
4.ファスナーやボタンを閉めて洗面器に
ファスナーやボタンが開いた状態だと、洗っている際に衣類が傷つく可能性があるため、閉めてから洗いましょう。
スラックスの畳み方は洗濯機同様にじゃばら折りで汚れやすい、ウエスト、ヒップ、裾部分を外側にして畳むと効率的な手洗いができます。
5.押し洗いをする
スラックスを洗剤が入った洗面器に入れた後は押し洗いをしていきます。
押し洗いは、洗面器に入った衣類を手で上から押す、離す、持ち上げるの動作を繰り返します。
目安としては5~8分押し洗いを継続して汚れを落としましょう。
また、特に汚れている箇所はつまむうように洗うことで汚れを落とすと効果的。
しかし、生地をごりごりこすることはNG。
つまみ洗いのコツとしては手のひらでもみほぐすようにやさしく洗うのがコツです。
6.泡が消えるまですすぎをする
押し洗いが終わったら一度水を捨て、すすぎに移りましょう。
もう一度洗面器に水を入れて、もう一度押し洗いをする要領で洗剤を落とします。
これを繰り返し、スラックスから泡がでないようになったら手洗い完了です。
7.洗濯機で脱水
次にスラックスを畳んだまま洗濯機にいれて脱水します。
脱水の時間は30~60秒で回しすぎはNG。
脱水を過剰に行ってしまうとしわの原因となるため、注意が必要です。
スラックスの干し方
スラックスのおすすめの干し方は以下の2つです。
- 筒状にして干す
- 逆さにして干す
どちらにもそれぞれメリットがあるため、ご自身の目的に応じて使い分けましょう。
筒状にして干す
1つ目は「筒状に干す」です。
筒状に干すメリットは以下のものがあります。
- 効率的に乾燥ができる
- しわが寄りにくくなる
まずは、スラックスを裏返します。
その後、ウエスト部分を丸ハンガーのピンチの部分で筒状になるようにつまみましょう。
この時のポイントとしてファスナーやボタンを開けることと、ポケットを外に出して乾燥させることがあります。
ファスナーやボタンを開けることで風通しが良くなり、効率的な乾燥が可能に。
更に、筒状に干すことでスラックスが立体的になります。
これにより、スラックス内部が効率的に乾燥されることや、しわが寄りにくくなることが期待できます。
「早く乾かしたい!」と思っている方にはとてもおすすめの干し方になります。
逆さにして干す
スラックスの干し方の2つ目に、逆さにして干すというやり方があります。
逆さにして干すメリットは以下の点です。
- 折り目が取れにくくなる
- 丈が短くなるのを防げる
まず、スラックスの裾をハンガーで挟みましょう。
このとき、センターラインに合わせてスラックスを折り、ハンガーで挟みます。
濡れて重くなっているウエスト部分が下向きになっているため、水分が含まれている重みで生地が引っ張られて、スラックスの丈が短くなることを防ぐこともできます。
スラックスの丈感や折り目を重視するなら、逆さにする干し方を採用しましょう。
スラックスをアイロンにかける手順
スラックスのアイロン手順
- 洗濯表示マークをチェック
- あて布を用意
- 腰部分をアイロンにかける
- 足部分をアイロンにかける
- センターラインにアイロンをかける
- スチームをかけて仕上げる
スラックスが乾燥したら、アイロンにかけましょう。
スラックスのアイロンのかけ方には注意すべきポイントが多数存在します。
それぞれ詳しく以下の記事で解説しているため、スラックスに適したアイロンのかけ方をマスターしましょう。
1.洗濯表示マークをチェック
初めに、アイロンにかけるスラックスの洗濯表示マークを確認しましょう。
スラックスの素材によってアイロンにかけて良い温度が変わります。
洗濯表示の「アイロン」の項目をチェックして何度でアイロンをかけるのが適しているか確認しましょう。
2.あて布を用意
スラックスに直接アイロンをあてると、生地が傷んでしまうことがあります。
繊細な素材で作られていることが多いスラックスでは、積極的にあて布を使う事をおすすめします。
使い方は簡単で、あて布の上からアイロンをかけるようにするだけです。
3.腰部分をアイロンにかける
最初にアイロンにかける部分は腰です。
アイロン台にスラックスをはかせて、腰部分にアイロンをかけます。
このとき、ポケットが腰部分の下にあるとうまくアイロンがかけられないので、ポケットは外に出した状態でかけましょう。
スラックスの腰部分は立体的な円柱型になっていることが多いため、この形をいかにキープするかがポイントになります。
アイロン台が円柱状になっていることを利用して、スラックスの形を意識しアイロンがけをしましょう。
4.足部分をアイロンにかける
腰部分のアイロンがけが完了したら次は足部分です。
スラックスの片足ずつ表と裏をアイロンにかけます。
縫い目に合わせて、アイロン台の上にスラックスを置き、裾が動かないように押さえながらプレスしてアイロンをかけていきましょう。
このとき、たるみがあった場合はらせん状にスチームを当てることで綺麗な仕上がりになります。
5.センターラインにアイロンをかける
全体的にアイロンがかけ終わったら、センターラインにアイロンをかけます。
元々入っているセンターラインに沿ってスラックスを折り曲げて、アイロン台に置きます。
裾からアイロンをかけ始めて、スタンプを押すイメージでセンターラインを付けていきましょう。
6.スチームをかけて仕上げる
最後に、ハンガーに吊るしてアイロンが足りない部分、しわになってしまった部分にスチームを当てて伸ばしていきます。
スチームには殺菌効果や消臭効果があるため、汗で湿った部分は雑菌が増殖することが多く、洗濯時以外にも定期的にスチームにかけてあげることもおすすめです。
正しい洗濯手順でスラックスを長持ちさせよう
スラックスは繊細な素材でできていることが多いため、自宅で洗濯する際には注意すべき点がたくさんあります。
しかし当記事で紹介した手順を踏むことで、スラックスを正しく洗濯し、長く履けるようになります。
また、「やっぱり自宅で洗濯は難しそう…」という方は宅配クリーニングもおすすめ。
宅配クリーニングは自宅にいながら簡単にクリーニングに出せるため、忙しい方にもぴったりです。
気になった方は以下の記事も併せて読んでみてください。